屋号で銀行口座を開設した話（三井住友銀行）

個人事業主として屋号の口座を開設できるメガバンクは多数ありますが、サービスの面で大きな違いがあります。三井住友銀行なら使いが手も良く、経費が削減できるので開設する事にしました。あちらこちらで口座を作って分かった事をまとめました。お役にたてば幸いです。

他行の状況

「個人事業主なんですが、屋号で・・」と言うと皆さん「ちょっとお待ちください」とたらい回し。分かる方がおらず情報がメチャクチャで本当に困りました。サイトに書いていない事が多いのです。

三菱UFJ

屋号の口座を持っているのですが、ネットで出入金が確認出来る様にするには、毎月かかる事利用料がネックでした（残高確認は無料）全て無料と説明を受け開設したのに、間違えでした。その他設定が面倒な事を含め、とにかくサービスが悪く何をするにも、どの支店でも時間がかかるのが嫌でした。さようなら三菱UFJ。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行は、個人事業主の場合は「当座」口座で屋号を使う事が出来ます。個人名が付かないのが魅力です。ネットバンキングも利用可能です。申請も簡単で、Webサイトがあるなら、Topページをプリントして持っていけば口座を作る事ができました。（最新の情報は確認して下さい）ただ、郵貯となると、ちょっとイメージ的に落ちるらしく、顧客の反応があまり良くありませんでした。何ででしょうね？変な偏見。

三井住友銀行のメリット

三井住友銀行　Wrb21ライトでは個人の口座同様に月額利用料が0円、振込料も個人向けネット振込と同じです。ネットバンキングの機能は個人口座と同様で、PCやスマホアプリでOK。困る事はありませんね。サイトにも個人事業主もOKとあります。

個人事業主の場合、オンライン申し込みは出来ません。最寄りの支店にオンラインで予約を入れ出向く必要があります。「1時間程かかります」との事でした。私の場合は、待ち時間多めで40分程でした。

当日の持ち物

１：税務署に提出した開業届の控え（印が押してある原本）
控えは「下さい」と言わない限り貰えないので、貰っていない場合は再発行の申請が必要です。

２：マイナンバーカードか、免許証が確実だそうです。

３：印鑑（個人の印）

手続きについて

銀行でアポがある事を伝えると、自身のスマホでQRコードを読み取り、必要事項に記入する様求められます。もう紙には書かないのですね。（笑）

印鑑は朱肉を付けず、スキャンで完了です。他、署名はタッチペンを使います。

カードについて

ATMで使用するカードについて。名前の部分が盛り上がっているエンボスタイプは受け取りまでに1週間から10日にちがかかります。名前が平面で良ければ当日持ち帰る事が出来ます。内容に違いはありませんが、平面の方は、擦れて文字が消えてしまう事があるそうです。私はエンボスタイプを選択しました。

デザインも4種から選べます。私は迷わず「ミドすけ」。

それから、1日にATMで引き出しが出来る金額が1,000万以上を希望する場合は、生体認証カードにする必要があるため、発行までに日数がかかります。

通帳について

最近では新規口座開設をした場合、紙の通帳は有料です。年間550円です。75歳以上の方は無料です。

ネットバンキングの利用

スマホアプリか、PCか聞かれます。PCを選択した場合、パスワードが表示される小さな計算機みたいのを渡されます。行員の方と紐づけ設定をして終了です。

余談ですが、PayPay銀行（旧ジャパンネットバンク）のパスワードカードはキーホルダータイプからカードタイプになりました。薄くてとてもイイです。

おすすめの申請

個人事業主の場合、屋号＋名前の口座名になります。そうなると、顧客に振り込んで頂く際に長い名前が必要です。屋号だけの方が良いですよね？

三井住友銀行は、届け出をしておけば屋号だけで使える様にできるとの事でした。三菱UFJでは「法人ではないのでできません」と言われていたので、これば嬉しいです。口座開設と一緒に手続き出来ます。

まとめ

結果的に個人事業主には「三井住友」が良い様に思います。ちなみにVポイントが付く法人カードも作る事が出来ます。経理は楽になりますが、Vポイントの還元率がイマイチです。さて、古い２行を解約しなければ。