個人事業主は法人では無い為、登記簿謄本などはありません。その代わりとなるのが開業届の控えです。大事なはずの開業届の控えとは、届け出用紙に自分で手書きして提出した物のコピーに受領印が押された物です。お願いしないと貰えないので、当時は存在も重要性も知りませんでした。
今回は、開業届の控えの再発行と、事務所を引っ越ししていて、管轄の税務署に変更があった場合についてご紹介します。
INDEX
基礎:開業届の控えを貰うには
管轄の税務署に用紙を提出します。「控えが欲しい」と申し出ます。
必要事項に記入します。分かりにくい部分について
- 〇〇殿:〇〇税務署長
- 開示を請求する保有個人情報(具体的に特定してください。):〇年〇月〇日に提出した開業届
- 収入印紙(郵便局で購入可能です)
- マイナンバーカード、免許証などのコピー
- 郵送の場合は3ヵ月以内の住民票の写し (マイナンバーカード番号なし)
- 郵送の場合 返信用封筒と切手(コピー用紙2枚分程度が送れる料金)
- 申請用紙
住民票の写しは、マイナンバーカードをお持ちであればコンビニのコピー機で受け取れます。(マイナンバーカードに利用者証明用電子証明書を付けている場合)
コンビニ交付マニュアル
コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付【コンビニ交付】 | 証明書の取得方法
コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付【コンビニ交付】
原則的には、簡易書留で送るとの事ですが、追跡番号があれば良いのではないかと思います。最安はクリックポストです。
開業後に引っ越しをしている場合
引っ越しで、管轄の税務署が異なる場合は届が必要です。現在の税務署と引っ越し後の税務署の2カ所に届けを出しましたね?出していない方は急いで!1ヶ月以内に届けるという規則があります。
それで、開業届の控え再発行をする場合、どちらの税務署に請求すれば良いのでしょうか?届けを出した所?
今の管轄の税務署に電話します。開業届の原本がどちらにあるか確認してくれます。住所もろもろを伝えると、「登録されているお電話番号にお返事します」と本人確認を兼ねて電話してくれます。(電話番号の変更届も大事という事です)
原本がある税務署に開業届の控え再発行手続きをします。
最後に
役所の窓口で申請する場合は住民票の写しは不要です。窓口でも、郵送でも手続きに2-3週間はかかるそうです。
発行までにかかる日数は同じなので、よほど税務署が近くない限り、郵送の方が安上がりではないでしょうか?
コメント ※ハンドルネームでお願いします