EC-cubeとWelcartの情報 2020年版に書き換えました
ECサイト、ネット通販、ネットショップ、ネットストア通販サイト。呼び名は様々ですが、日本語で使える人気のシステムは EC-cubeとWelcartではないかと思います。いやいや海外シェア1位のWooCommerceがあるでしょ!はい事実です。プラグインもテンプレートも豊富なので、ぜひ使いたい所ですが、残念ながら日本語化が不完全な状態です。
EC-cubeとWelcartの2択として、それぞれの利点と難しい点をご紹介します。
ECサイト EC-cubeとWelcartの利用料金
有り難い事に、ベーシックな状態であれば共に無料です。テンプレートやプラグインの別売りがありますが、無料だけでも使えます。
レンタルサーバーに構築すれば、月額制サイトよりも安価で運営する事が出来ます。
制作コストの比較
ざっくりとしたコストの比較です。
– | Welcart | EC-cube |
テンプレート | ダサいので有料版を12,000円~ | 無料版も悪くない |
オプション選択※ | デフォルトで有り | 5,4000円 |
複数配送 | 12,000円 | デフォルトで有り |
※オプション選択肢を複数つける場合
システム環境について
ECサイト EC-cube
データベースを使用します。wordpressを使用した事がある方なら何となく理解できるはず。
Welcart
データベースを使用します。wordpressのプラグインなので、wordpressを使用した事がある方なら問題無いと思います。
始める手軽さは同じではないかと思います。
ECサイト EC-cubeについて
基本的にEC-cubeは、とってもビジネス的な運営をしています。問題に殆ど対応せず、フォーラムを提供するくらいで、特別なサポートはありません。EC-cubeを取り巻くカスタムや運営、プラグイン開発会社が稼げるような仕組みが出来ている様に感じます。
予算がある、または上級者向けのプログラムです。
最新版は4系です。デフォルトのテンプレートがEC-cube3よりも、今風で良い感じになりました。このままでもOKな感じです。
構築所要時間
ロリポップを使用。ドメイン設定済み。データベース作成済み。
簡単インストール機能がありますが、すぐに最新版とはいかないので、自分でダウンロードしてアップロードするとして、30分弱。
おススメする方
取扱い商品数が多い方(個人的には40以上が目安ではないかと思います)、受注数が多い方(個人的には1日20件以上が目安ではないかと思います)
メリット
- ネットショップとしての機能が充実していますので、顧客管理や発送までの仕事がしやすいです。
- 追加機能が豊富です。(無料、有料)
- フォーラムの活動が盛んで、知らない方にご教授頂ける環境がありますので、学びながら構築できます。
- ネット上に関連記事が沢山あります。
- デフォルトテンプレートでも見苦しくないデザイン。
- スマホ対応のレスポンシブデザイン。
- 4系からアップデートが楽になった様ですが、問題が多い様です。
デメリット
- アップデートの作業は、初心者には難しいです。説明も不足していて問題も多く無理かもしれません。
- テンプレート構造が複雑で、初心者にはCSSでカスタマイズするのが限度だと思います。
- テンプレートや追加機能(プラグイン)がとても高額!!中小企業や低予算の場合にはちょっと無理。
- プラグインが高い!!個人商店など、予算が低い案件では厳しいです。
3系から4系にした場合、プラグインのアップデートはできず、バージョンに合った物を買い直す必要があります。5万4千円の物を買い直し??ちょっと厳しいですよね?
CSVが全然上手くいかないです。不具合的な問題ですが、放置されている状態です。4系で構築した場合、プラグインを買えば出来るようですが、3系には無いようです。
ECサイト Welcartについて
有り難い事にWelcartはEC-Cubeに比べ良心的な経営で運営しやすいです。ベースが無料のWordpressと言うのも良い点だと思います。
構築所要時間
ロリポップを使用。ドメイン設定済み。データベース作成済み。
簡単インストール機能でwordpressをインストールし、welcartプラグインを有効にするまで15分。
おススメする方
全体的にちょっとダサくても構わない方。コストを抑えたい方。
メリット
- wordpressのプラグインとしての機能なので、導入が簡単です。
- wordpressに慣れていれば、カスタマイズ、管理が理解しやすいです。
- 有料の追加機能が安価です。テンプレートは12,000円~(EC-cubeは10万以上)
- アップデートが楽です。
- スマホ対応のレスポンシブデザイン。
デメリット
- 管理画面を含め、全体的にダサい。
- プラグインの種類が少なく、高性能にするにも限度があります。(普通に通販は出来ますよ)
- ネット上にあまり情報がありません
- 特殊な構造になっていて、少し分かりにくいです。
- 何だか、CSSでカスタマイズがとってもしずらいです。
- 関連書籍が導入編、運営編の各1冊しかありません。
まとめ
予算、知識があり、本格的に通販を始めるなら、EC-cubeが良いのかもしれません。始めての通販サイトや、安価に始めたい小規模サイトで特には高性能である必要が無い場合はWelcartで十分だと思いますし、だんだん良くなってきています。
EC-cube3系を使用してたサイトは、welcartで作り変える予定です。EC-cubeはお金がかかりすぎます。お金でしか解決できない様になっている事がとにかく多くて、本当に嫌になりました。(お金で解決できない問題もあります)
残念ながら、EC-CubeのCVSデータはWelcartに移植出来ません。作り直しです。大変な作業ですが、将来的なお金の事を考えると移行してしまった方が良いのでやるしかない!
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