2021年から青色申告の控除額65万円を得るにはe-Taxを利用しなければならなくなりました。税理士を雇っている方には問題無いと思いますが、自信で申告をされている方にとっては大変です。私もその一人。慌てて準備しています。
3/14 更新:e-TAXによる申告が終わりましたので、この記事は完結です。
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マイナンバーカードを準備する
マイナンバーカードとは、写真付きのカードです。家に送られてきた写真無しの紙のカードではありません。(あの紙のカードの効力は2020年にひっそりと切れたそうです)スマホ、PCから申請出来ますが、1ヶ月程かかる様なので今直ぐに申し込みする必要があります。
昔届いたマイナンバーの通知カードの下(切り取り線の下)にある葉書サイズのQRコードがある申込書はお持ちですか?コレがあると便利です。コードを読み込むだけで番号の入力が省略できます。
証明写真が必要です。スマホで撮影した写真も使用できますが、規則がいろいろあり調整が難しいと思います。証明写真機で撮影するのがお勧めです。位置や明るさも規定通りに撮影できるので楽。それをスマホで撮影しました。
流れは、メールアドレスを登録し、その後に申請へと続きます。5分くらいで済みました。通知が来たら、役所に取りに行く必要があります。(この制度を何とかして欲しいですよねー)
マイナンバーカードの受け取り
過去に住基カードを取得した事がある方は、例え失効していても返却する必要があります。10年前に切れていたカードでしたが、運よく保管していました。紛失や処分した場合は、その手続きを同時にする必要があります。どのみち返却手続きをするんですけどね。住基ネットとマイナンバーは別なものとして、血税を使って構築してませんでした??結局同じなんじゃないの?って思います。
私の場合、まだ通知が届いていないのですが受け取り当日にパスワードを設定する必要があります。今から準備しておいた方が良さそうです。
- 署名用電子証明書
- 英数字6 文字以上 16 文字以下で設定できます。
英字は大文字、数字どちらも使用する事。(大文字のみって嫌ですね) - 利用者証明用電子証明書/
住民基本台帳/
券面事項入力補助用の3つ分 - 数字 4桁
3つの番号を兼用にする事も可
※忘れてしまった場合、役所に行って再度設定しなければなりません。
カードリーダーを準備する
マイナンバーカードを読み取る機械が必要です。公式サイトにはスマホで代用出来るとありましたが、iphoneは非対応。個人事業主の確定申告は、どうやら、Androidであってもスマホをカードリーダーの代わりにする事は出来ない様です。カードリーダーを使用した申告が必須の様です。つまりパソコンが必要です。
帳簿を付けるのに、パソコンをご利用でしょうからその辺は問題無いでしょう。
機種の選定
カードリーダーなら何でも良いわけではなく、SuicaやPasmoの読み込みしか出来ない機種と電子申告(e-Tax)も使用できる機種があります。
なかなか上手く設定出来ない機種もあるので、良く調べました。e-Taxが始まった年に住基ネットカードを使用した申請に挑戦し、カードリーダーの認証が全く上手くいかずに返品した経緯があります。当時は、あれこれインストールさせられてPCが不調になってしまったり散々でした。
今回は人気No.1のSONYの PaSoRi RC-S380 を購入しました。
PaSoRi(パソリ)の設定
説明書の補足をします。
Windows 10の場合:説明書の2:USBでPCと繋げると、ソフトウェアがインストール出来る状態になるはずですが、うんともすんとも。でも、ドライバーソフトはインストール出来ている様でした。
3にすら進めないので、当然ながら4、5:「NFCポート自己診断」が見当りません。
パソリのソフトウェアページ から、ソフトをダウンロードします。そのままインストールして行けば問題ありません。
4:Suicaなどカードを乗せ、5:診断に進みます。上手く行っていると思います。
e-Taxの設定
説明書の補足をします。「[2]e-Tax、又はeLTAXを使うには」
クライアントソフトのダウンロード https://www.jpki.go.jp/download/index.html ダウンロードして、exeファイルを実行するだけです。
3まで、説明書の通りです。4の説明は次の章で説明します。
利用者識別番号の取得
※ マイナンバー方式の場合、基本的には不要です。もし、入力を要求されるページになってしまったら、入り口が間違っているという事の様です。
確定申告の際に必要な番号です。以降は毎年、税務署から葉書で番号が送られてきます。が、「パスワード方式:届け出なし」となっている場合は使い物になりません
電子証明書の取得
https://www.e-tax.nta.go.jp/start/index.htm のページを読むと、分かりにくいのですが、マイナンバーカードを受け取りに行くと設定させられるパスワードです。カードと一緒に「電子証明書の写し」というコピーが渡されます。つまり、作業は不要です。
手続を行うソフト・コーナーを選ぶ
いろいろある様ですが、個人事業主であれば、確定申告書等作成コーナー が一番ポピュラーではないでしょうか?
いざ申告へ。何度も暗証番号を求められます。3回間違えると、マイナンバーカード再設定の為に再び役所に行く必要があるので注意して下さい。
申告書作成までの道のり(補足)
何やら認証シフトをダウンロードさせられました。
マイナンバー方式の新規届け出をします「納税用パスワード(必須)」項目が出てきます。数字6桁なんですが、好きな番号を設定できる様です。確認用の入力がありませんので、しっかりメモを取った方が良いです。
マイナンバー方式の新規届け出をします。その際に、「利用者識別番号」が必要か否か選択が出来ます。
「添付書類を郵送する」方法と「決算書もオンライン上で申請」する方法があります。
違いは、「決算書・収支内訳書」を先に済ませるか否かです。郵送の必要はなくなりますが、ちょっと入力が面倒です。
添付書類を郵送する場合
青色申告の決算書を印刷して郵送する場合、オンライン上での決算書の作成は不要です。
「所得税」を選択し、「確定申告書B」を作る流れです。最後にダウンロードした控えのpdfに、何を郵送するのか書かれています。その用紙と一緒に決算書を郵送します。
決算書もオンライン上で申請する場合
「決算書・収支内訳書」を選択し、青色申告決算書を作成すると、データを添付出来る様になり、「確定申告書B」を作り申告を済ませる事が出来ます。
有名な「弥生」では形式がe-tax対応になっていて、どうやらそのまま決算書が送信出来るようです。
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