通販サイトで販売した商品を発送するラベルをCSVで作ります。都道府県コードの変換などWooCommerceを利用していると突き当たる問題を解決します。いろいろ試して一番良かった方法をシェアします。
ミッションの概要
WooCommerceで販売した商品の発送ラベルを「筆ぐるめ」で印刷したいと相談がありました。
- 「筆ぐるめ」は、CSV形式で住所録をインポートする事が出来るので、データを作成する。
- 有料プラグインやサービスは利用しない。
- 運営者は、IT音痴なので、コピペで完結出来る様にしてあげる。
データのダウンロード
WooCommerceには、WelcartやEC-Cubeと異なり、販売データを出力する機能がありませんので、プラグインを利用して出力します。
Advanced Order Export For WooCommerce
既に受けた注文はAdvanced Order Export For WooCommerceの無料版で項目を絞ってエクスポートする事ができます。
対応ソフトによってはこれで良いかもしれませんが、「筆ぐるめ」では、郵便番号と住所を別々に登録する必要があり、スペースの代わりに「,カンマ」を使用している本プラグインでは、編集工程が増えてしまう為、利用しませんでした。
WooCommerce GSheetConnector
これから受注する分のデータを使用するなら、スプレッドシート(要Googleアカウント)に書き出せるWooCommerce GSheetConnectorがお勧めです。無料版では、項目を絞り込む事が出来ないので、不要なデータも出力されてしまいますが、その辺は無料なので仕方がありません。
ただ、こちらもコピペして使える状態ではありません。少々手を加える必要がありますが、この先はWooCommerce GSheetConnectorを使用する事を前提に説明します。
都道府県コードの変換
都道府県がJP01からJP47までの番号で出力されています。これをシートやコピペしたExel上で都道府県名に変換します。
例えば、C2に「JP01」と番号が入力されているとします。同じシート内に都道府県コードと都道府県名の対応表を作成します。
JP01 | 北海道
JP02 | 青森県・・・・とJP47まで作ります。
=VLOOKUP(C2, 対応表範囲を入力, 2, FALSE)
を数式バーに入力し、Enterを押すと変換できます。
Excelで作った対応表を配布します。良かったらどうぞ!
セル内を結合する
Excelを使い慣れている方なら簡単なのかもしれませんが、一応記載しておきます。
例えば、住所(セル1)と番地(セル2)が別々のセルになっていて、それを一緒にする方法を記載しておきます。
結果を出力したいセルの数式バーに繋げたいセル同士を&で並べて入力します。
=セル1&セル2
スプレッドシートで、変換やセルの情報を結合する部分は、自動化出来る様にしておけば、運営者はコピペするだけなので楽だと思います。
CSVに情報をペーストする
Excelで開いても大丈夫かもしれませんが、専用のエディタCassava Editorを利用する事をお勧めします。
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